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ホームズの心理学講座! 第2講

こんにちは皆さん、ホームズです。

 

今回は前回に続きまして心理学について説明していきたいと思います。

 

前回の最後に予告しました通り本講義は心理学に関しての実験法について解説していきます。

 

心理学は心の科学だということは前回の講義でお話ししました。

前回の講義をまだ見ていたいという方は下の記事をご覧ください。↓↓↓

 

心理学はいわゆる科学でありますから実験して統計的にデータを回収・分析しなければなりません。

中には心理学なんて科学でもなんでもないから実験なんて必要ないでしょ、と思っている方もいるかもしれませんがそれは大きな間違いです。

前回の講義でも話しましたが、心理学の目標は全人類に共通する理論を導き出すことです。

極端にいってしまえば目の前の人の行動をどんなに読み取れてもそれが全人類のあらゆる人に通用しなければ意味がありません。

そこで実験を行い客観的に人間の行動と心理のプロセスを解明しなければいけないのです。

 

前置きが非常に長くなってしまいましたが、ここから本題に入りたいと思います。

 

①実験法:一定の条件下で、人間のある側面について変更を人為的に操作されている実験群と、人為的に操作されている点だけが異なり、他の条件はすべて同じの統制群の2種類のグループをまずは作成します。

もし、実験群のほうが統制群よりも調べようとしていた心理的側面が大きく現れた場合は操作を加えた面(独立変数)がその結果(従属変数)に影響を与えたことになります。

実験法ではこのように因果関係がはっきりわかることが特徴です。

しかし、すべての心理的な現象を実験法によって分析することができるわけではありません。

たとえば、虐待がどのような心理によって起こるのかを知りたいからといって虐待を実際にするグループを作るなんてことは実験倫理に反するため不可能です。まあ昔は色々今の倫理に反する実験が普通に行われていたそうですが、その経験からそういう実験はするべきではないという結論に至ったのでしょう。

皆さんも心理に関する実験をする際にはくれぐれも実験倫理に反しないように注意しましょう。

 

②質問紙法:質問紙(アンケートともいう)を対象者に渡して記入してもらう方法です。当然ですがこの方法は言語を理解できるものにしか使えない方法です。また、たとえ人間でもたとえば赤ちゃんに質問紙を渡したとしても内容を理解することはできないため(理解できる子もいるかもしれないが)この方法は普通幼児には使いません。

心理学では、よりあてになるためのデータを得るために似たような質問を何度も繰り返して尋ねることでどの平均をとって、当人の考え方・感じ方などの指標にすることが多いです。この指標化のことを尺度化ともいいます。そうすることにより、より精密な測定が可能になるのです。

質問紙による調査においては、全国の住民票からランダムに成人を選びだし調査に協力してもらう無作為抽出法をとる場合があります。その場合は通常複雑な質問をすることは不可能ですが、日本人の今の傾向などを知りたいという場合には必要不可欠な方法になります。

質問紙法は実験のなかでも部分的に扱うこともでき、通常は、1つあるいは複数の質問紙の中のある変数との関連や差を調べることになります。このようにお互いに関連や差を見出すことを相関関係を見出すともいいます。

 

本日の講義はここまでにさせていただきます。

短くまとめて紹介するつもりでしたが、記事を書いていると途中からノッてきてしまい変に長くなってしまうことに気がつきました。

それに読者の皆様方にも長々と文章を見せるのはどうかと思いました。

それでは次回、残り2個の実験法をお伝えしたいと思います。

お楽しみに!!