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相手のイメージを逆手に取った悪魔の交渉術!

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こんにちは!ホームズです!

最近たくさん勉強してきたのでネタが豊富でどんどん記事を書きたくなってしまいます!でもたぶんすぐにネタ切れになるんだろうなあ(;´∀`)

だからこそ毎日の勉強が欠かせませんね!

 

ところで、今回ご紹介するのは悪魔の交渉術です。

 

人間は「あの人は怒りっぽい人だ」「あの人は冷静な人だ」というように、単純化して言い表そうとする傾向にあります。これを心理学では「ラベリング効果」と呼びます。いわゆるレッテル貼りのことです。

また、人間は面と向かってラベリングされると(レッテル貼りをされると)、人は反射的にそのレッテルをはがそうとする心理が働きます。

 

今回ご紹介するのはその心理を逆手にとった交渉術です。

 

 

ただし、この戦略には注意があります。それは、相手のことをよく知らないくせに知った風な言い方をしてはいけないということです。例えば、頑固者に見えない人に向かって「あなたは頑固者だからこの企画は理解できないでしょうね...」と言ってしまったらアウトです。相手は頭にきてあなたの思惑通りにはならなくなってしまうでしょう。

そこで、この戦略をとるときは自分だけでなく、他の多数の人も同じように思っていることでレッテル貼りをするのです。周りの人も頑固者だと思っている人が相手の時ならこの作戦が通用します。

 

このラベリング効果は交渉の場でのみに限らず、他の場面でも使うことができます。

例えば、勉強嫌いな子供に「〇〇くん(さん)はとてもよく勉強ができるんだってね」と呼びかけることによってその子は『自分はそういう風にみられているんだ、それ(レッテル)に恥じない行動をとらなければ!』と思って勉強をするようになります。

また、浮気性な恋人に「浮気なんてしなくて誠実な人ね」と伝えてあげるだけで、相手は誠実な行動をとろうとします。

 

 

その一方で、「お前は悪い子だ!」などと頭ごなしに叱ってしまうとその子供は『どうせ自分は悪い奴なんだ』と思うようになってしまい、ますます非行に走ってしまいます。

 

実際に、ラベリング効果がマイナスの方向に働いてしまって起こってしまった悲劇があります。

ある少女は幼い頃から聡明で美しいと周囲の人間からラベリングされ続けていました(周囲の人はそんなつもりはなかったかもしれませんが)。その少女が成長すると『私は聡明で美しいセレブなんだ』と思い込み、自分を飾りお金の使い方も荒くなってしまいました。その美貌で男性を手玉に取り、かなり貢がせていた彼女ですがそれでは満足できなくなったのか、ついに詐欺に手を染めてしまったのです。ラベリングをする周囲と現実とのギャップを埋めようとした結果の悲しい結末です。

 

 

このようにラベリング効果は正しく使えば望ましい結果がついてきますが、使い方を誤ると望んでもいないような悲劇が訪れてしまいます。

くれぐれも使い方には気を付けてお使いください。