ホームズの心理学講座! 第1講
はじめまして、にわか心理学者のホームズです。
本日から好評でした心理学についての講座をはじめさせていただきます。
普段は心理学を応用した技術で日常を楽しく過ごせる方法を紹介していますが、この講座ではそもそも心理学とは何なのかについて説明していきたいと思っています。
学校みたいでつまんないよ!って人は見ていただかなくても大丈夫です。楽しく見ることができなければ意味がないと私も思っているからです。
そういう方でも私の普段書いているもっと軽い気持ちで見ることができる記事を見ていってください。もしそこで分からない語句が出てきたらこちらの講座に来ていただければ多分分かると思います。
それでは講義に入ります。
まず心理学という学問の成立から考えていきます。
19世紀の西欧において、心理学は哲学から分化しました。
人はいったい、ものごとの真実を知ることができるのか、この問いかけが哲学です。
一方で、心理学は真実を問うのではなく、どういったプロセスで認識されるのかを問います。
どんな科学も「なぜ」や「真実」のそれ自体を扱うことはできません。そのためものごとがどのようになっているのかを記述し、明確なモデルとして理論化しようとするのです。
心理学の対象は、脳と社会の間にあるものです。脳についての学問は神経科学であり、社会についての学問は社会科学であるため、心理学は神経科学と社会科学の両方を併せ持つといってよいでしょう。
心理学の目標は、心の理論をつくり心の現象を説明することができるようになることです。さらに実際に役立つ知見を作り出すことも大事な目標とされています。
心理学というと、特定の人の心を深く理解し、相手の隠していることを明らかにしたり自分の思い通りに誘導させることができる学問だと思っている人がいますが、それは違います。心理学とは1人の人を取り上げたとしてもその人のことが分かるように全人類から普遍的に適用できる理論を発見することです。言っていることは同じように聞こえますが全然違います。
要するに、全人類に当てはまることはつまり個人に当てはめても成り立つはず、というこうとです。
本日はここまでにさせていただきます。
正直ここまで心理学について自分でもあまり考えたことがなかったので少し頭が混乱してきてしまいました。
次回の講義では心理学での研究法について話していきたいと思います。